
夜間学校
,はり師・きゅう師の資格を取得するための養成施設には、生徒のライフスタイルに合わせて夜間の授業を設定しているところもあります。
,これらは「夜間部」「夜間学校」などと呼ばれ、一般の「昼間部」と比べていくつかの違いがあります。
,まずは夜間部と昼間部の違いを把握して、自分にとってどちらのスタイルが勉強に集中しやすいかを確認した上で、学校選びを始めましょう。
夜間学校とは
,授業時間は学校によって多少前後しますが、夜間学校の多くは、18時前後から授業がスタートし、21時台に終了するスケジュールを組んでいます。
,これは、昼間働いている人のために、平日の仕事が終わってから学校に通える環境を作る、というのが主な目的です。
,例えば、学校を出て別の業界に就職したが、鍼灸治療や東洋医学の魅力を知って転職を決意し、現在の仕事を続けながら学校に通いたいと希望する人にとっては、昼間部に通うことは困難です。
,また、昼間は学費を稼ぐためにアルバイトなどで働きながら、同時に学校に通いたいという人もいます。
,こういった人達に適切な環境を提供するため、夜間の授業時間帯が設定されています。
,働いている人が多いため、生徒の年齢層の幅が広い点も特徴です。10代~20代の人はもちろんですが、30代~50代の人も鍼灸を学ぶために夜間学校に通っています。
夜間学校に通うメリット・デメリット
,夜間学校では、アルバイトだけでなく、一般会社員として仕事をしながら通学している人もいるので、交友範囲が広がり、色々な情報を得ることができます。
,また、進路に合わせた仕事を選び、昼は鍼灸院などの施術所でアルバイトをしながら、現場の知識を深め、経験を積んでいくことも可能です。
,学校によっては、夜間学校に通う学生のために、昼間のアルバイト紹介を行っているところもあります。
,学費についても、昼間部より夜間部の学費を低く設定している学校も存在します。
,多くの学校では昼間部と同様、週末は休みです。授業で教わるカリキュラムは昼間部と同じで、在学期間も同様に3年制となっており、国家試験を受けるにあたってのハンデなどもありません。
,平日の夜は学習時間となり自由が利かない、という点はありますが、逆に昼間勉強して夜にアルバイトなどをするパターンを考えると、生活時間帯は、ほぼ変わらないと言えます。
,実際に、仕事の内容によっては夜間学校に通う方が早く帰宅できるケースもあるようです。
学費の目安
,鍼灸師養成施設の学費は、大半の学校で、およそ300万円~400万円台に設定されています。その中で、前述の通り昼間部と夜間部との金額設定を変えているところも多く見られます。
,昼間部と夜間部の学費には、たとえば以下のようなものがあります。
,(A校の場合)
,夜間部 学費3年間合計 375万円 ※入学金別途20万円
,昼間部 夜間部と同額
,(B校の場合)
,夜間部 学費3年間合計 330万円 ※入学金別途20万円
,昼間部 学費3年間合計 420万円 ※入学金別途20万円
,(C校の場合)
,夜間部 学費3年間合計 340万円 ※入学金別途10万円
,昼間部 学費3年間合計 370万円 ※入学金別途10万円
,また、学費とは別に、多くの養成施設では様々な諸費用が発生します。その内訳は主に以下のようなものです。
,<教材費>
, 授業で使うテキストや実技用の教具・教材、白衣などの費用です。通常は年度ごとの一括前納、又は分割での支払となります。
,<設備費>
, 養成施設内にある設備の管理費やメンテナンス費用です。通常は年度ごとの一括前納、又は分割での支払となります。
,<研修費>
, 一般の授業とは別に行われている研修や合宿などに要する費用です。参加は選択制というところも多く見られます。
,<同窓会費>
, 入学した生徒全員に課せられる費用で、「学友費」とも呼ばれます。主に学生のための活動にかかる費用や、学内報の制作費などに使われます。
,これらの諸費用は、学費と比較すると少額ですが、3年間の累計でみると数万円~数十万円になるものもあります。学校を決める際にはこういった金額のことも調べた上で、総額の試算を行った方が良いでしょう。
,各養成施設のパンフレットやホームページには、入学金や学費、諸費用のことがおおむね記載されています。
,ただし、金額体系やその公開形式は様々なので、同じ条件で、かつ通学年間の総額で比較するようにしましょう。
授業時間の例
,鍼灸師養成校の夜間部における授業時間は、たとえば以下のような設定になっています。
,(A校の場合)
,授業時間:18時20分~21時30分 [月曜~土曜]
,(B校の場合)
,授業時間:18時00分~21時10分 [月曜~金曜、土曜隔週]
,(C校の場合)
,授業時間:18時00分~21時35分 [月曜~金曜]
,このように、鍼灸師養成施設の夜間学校では、多くが18時前後から授業を開始し、21時頃に終了する時間割となっています。
,なお、昼間部の授業時間設定は養成施設によって大きく異なります。たとえば以下のようなものがあります。
,・午前を中心とした授業・・・9時00分~12時55分
,・ほぼ終日にわたる授業・・・9時00分~16時10分
,・午後を中心とした授業・・・13時30分~16時45分
,他にも、土曜開講の有無や、補講、特別授業、不定期の延長授業などの違いがあり、これらを組み合わせて、養成施設ごとに独自の時間が設定されています。
,また、夏休みなどの長期休暇は、昼間部・夜間部とも同じところが大半です。休暇中に補講が行われる学校もあります。
夜間学校の選び方
,このように、夜間学校の大きな魅力は「昼働いて、夜に学べる」という点にあります。その分、金額的負担の軽減が多くの人に望まれています。
,そういった人達のために、学費減免制度やサポート制度を用意している学校もあります。仕事での収入と合わせて、学費の負担が軽減できるのは大きな魅力です。
,学費に関する制度が存在する学校は、それがアピールポイントの一つになるので、Webサイトや入学案内などの資料に情報が掲載されています。
,まずは自分が行ける・行きたい学校をピックアップし、それらの資料に目を通して、制度の有無も含めて比較してみましょう。
,複数の候補がある場合は、校風などもチェックしてみましょう。ホームページやパンフレットから得られる情報だけでなく、できれば実際に足を運んでみるのがおすすめです。
,多くの夜間学校では、昼間部と同様にオープンキャンパスなどを行っているので、そういった機会を利用すれば現場の雰囲気を掴むことができます。
,また、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師の資格も同時に取得したい、という人には昼・夜ともに通うという選択肢もあります。同時取得のコースが設定されている学校ならそれが可能です。
,さらに、夜間学校は昼間部と比較して就学時間が短いため、集中して学ぶことができ、昼の仕事を通して社会経験も多く積めるので、面接などの場にも強いといわれます。
,こういった点をふまえながら、免許取得までの自分のライフスタイルと照らし合わせ、学校を選ぶことが大切です。