学生の就職活動支援を通して -東海医療学園専門学校 事務長 城 茂高氏‐

学生の就職活動支援を通して -東海医療学園専門学校 事務長 城 茂高氏‐

東海医療学園専門学校事務課長 城 茂高氏に学生のサポートをされる上でのご経験についてお話を伺いました。

学校情報

学校名   :  東海医療学園専門学校
創 立   :  60周年
最寄り駅:  熱海駅から徒歩5分
・取得できる資格:あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家試験受験資格
 目標資格:日本体育協会公認アスレティックトレーナー(ATコース選択者のみ)、JATI認定トレーニング指導者(ATコース選択者のみ)
・学科:鍼灸マッサージ科、 アスレティックトレーナー(AT)コース

繊細な感性が求められる仕事

~学生さんのサポートをされていると伺いましたが、どのようなお仕事ですか?

一般の企業を経て、大学の職員として教務事務・留学生の対応、広報などの業務に携わり、地元の東海医療学園専門学校でお世話になって、22年になります。

一度、一般の企業に勤務した経験から言えることは、「学校の仕事は、一般企業の仕事よりもさらに繊細な感覚が求められる」ということですね。
人の機微を感じ取れる繊細な感性がないと、学生さん達にすぐに伝わってしまいます。
さらに学生さんの人生に大きく関わる仕事ですから、私たちの関わり方で、その人の人生が変わることもあるという重要な仕事だと感じています。
とても、やりがいのある仕事ですが、その分、しっかりとサポートできているのだろうか?これでいいのだろうか?という自問自答を常に繰り返していますね。
「これでいい」という、答えがないんですよ。やってもやっても「まだできていないのでは?」
と、満足することがありません。

本校は、今年創立60周年を迎えますが、開校以来、ずっと少人数制にこだわっています。
それは、私たちが目指している医療が、とても奥深く、専門性の高いものですから、将来その医療を担う学生さん一人一人にしっかり目が行き届くようにしたいと考えているからです。

教員は、学生さんを国家試験に合格させることが最大のミッションですが、私たち事務方は、国家試験合格のためのサポートはもちろんのこと、学生生活に関わる全てのことなので多岐に渡ります。

例えば、事務スタッフには、4月の入学式までに、新入生全員の顔や名前を憶えるよう心掛けさせています。
緊張して入学してくる学生さんが、名前と顔を憶えられていると感じると安心されるんですよ。
些細なことではありますが、最初の不安を取り除くのは 今後の3年間にとって、とても大事なことなんです。良いスタートをきってもらえるよう、多くの小さな気遣いを行うようにしています。
学生にとっては、兄であり父であり、という気持ちで接していますし、どんな小さな相談にも乗りように心がけていますね。

学生募集の一番の広報は、卒業生の口コミ



私は、学生募集の広報もやっていますが、学生募集の最強の広報は、卒業生の評価だと思っています。卒業生の実体験からくる推薦の言葉に勝るPRはありませんからね。
どんな広告より信頼性をもってもらえるんじゃないでしょうか。
本校は、卒業生からの紹介で入学してくる人も少なくありませんし、親が、そして祖父が本校の卒業生という2世・3世の学生さんや三代続けて本校の学生という方もいらっしゃいます。
大変有難いことです。
これは、就職の際も同じで、先日、卒業生で独立開業した先生が、本校の学生を採用したいと、訪ねてきてくれたんですよ。自分が卒業した学校なら大丈夫ということだったのですが、本当に嬉しいことです。 

~最近の学生さんの様子を見ていて 何か気づかれることはありますか?

最近の卒業生は、鍼灸整骨院の他に、在宅訪問マッサージの仕事に就く人が増えてきました。
特にあん摩マッサージを使った在宅機能訓練は、リハビリ運動とは違うアプローチができるので喜ばれているようです。日常の生活ができるように体をほぐしていくので、高齢者の方々や障がいを持った方々の需要が高くなってきているとのことです。

また、本校に入学する高校生は、今までは、「将来スポーツトレーナーになりたい」という希望が多かったのですが、最近は「高齢者向けの在宅医療に貢献したい」という高校生が増えてきました。
この流れは予想してなかったので、正直びっくりしています。
福祉に近い分野ですが、これからの高齢化社会にむけて、健康寿命を延ばすことを手助けするために、東洋医学を在宅医療に取り入れている本校で学び、社会貢献したいという声もよくもらうようになりました。
本校は、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師に特化した学校ですが、本校のような資格に特化した学校は全国でも少ないので、遠くは鹿児島から入学されています。
特化しているおかげで、考えをしっかり持った意識の高い学生さんに選んでもらているのではないかと考えています。

勉強は、思っていたほど楽じゃない。だからこそ、側にいる私たちは家族のような眼で見守ることが大事。



オープンキャンパスには高校1年生の参加が多いんですが、その時に実際使用している教科書を見せて、「勉強は大変ですよ」ということを 最初から説明しています。
入学してから「こんなはずじゃなかった」「勉強についていけない」ということにならないように、勉強に対する意識を高くもってもらいたいからです。 

また、「学校に入る前にやっておくべきことはなんですか?」とよく聞かれるのですが、「本や活字をたくさん読んで、読解力を付けておいてください。」と伝えています。国語力は学校の勉強でも社会に出てからもとても大事な要素ですからね。
そうでないと本当に勉強についていけません。医学部の学生が学ぶような科目もあるわけですから、学ぶ内容は想像以上に難しいのです。
そのため、入学決定後、入学前のオリエンテーションで、「一日プレ学習」という日を設け、勉強の仕方をレクチャーします。資料の調べ方や教科書の見方、授業の受け方など、どういう風に勉強するのかということを細やかに説明するんです。高校の勉強の延長ではないので、専門的に勉強する方法を知ってもらうことが大切ですね。

また、進路や就活の相談を受けるときは、「自分の身内だったら? 家族だったら?」という視点で常に対応しています。「ちゃんと資格を取って、自立できるよう最後まで導かないといけない」と常に思っていますしね。履歴書の添削や面接時の服装の相談に至るまで、職員の目線と父親の目線の二つで学生さんをサポートしています。

ただ、 現状では、卒業生の全てが地元で就職するのは難しく、また本人の希望で地元を離れたいということも少なくありません。 本校のような地方都市の学校には、全国的な就活の情報が集まりにくいので、(株)スリーサイズさんのような全国を網羅した紹介サービスはありがたいですね。

東洋医学は、病にかからない身体をつくるという前向きな医療だと思っていますが、学生さん達には、その世界で人の役に立つ技術を持つということに、自信とやりがいを持って、社会に大きく羽ばたいてもらいたいと願っています。
そして、本校でしっかり勉強した卒業生が、日本の津々浦々で たくさん活躍してほしいしと思っていますし、多くの人の助けになってくれることを楽しみにしています。

(あとがき)
 学生さんを、学校職員としてサポートするだけでなく、「家族の様に、父親の様に」と心配りを
 される城さんは、ある意味24時間フル稼働されています。
 現状に満足することなく、学生さんを本当の親が子の様に見守り続け、卒業後の有意義な人生に
 つながるように導いていく・・・学生さんにとっては、とても頼もしい存在ですね。
 また卒業後も様々な相談にも乗ってくれ、ずっと縁を持ってくれるのは、嬉しいことです。
 お話を伺いながら、時間を忘れるような多彩な話題もお持ちの城さんでした。
 
 

■関連サイト
・学校HP
http://www.tokaicom.ac.jp/


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