
福岡SoftBank HAWKS 周東佑京 選手×馬原孝浩 氏 スペシャルインタビュー【後編】
前回、
福岡SoftBank HAWKS 周東佑京選手 × 馬原孝浩 氏 スペシャルインタビュー【前編】
をお伝えしました。引き続き後編もお楽しみください。
馬原氏:そこで、何か監督から掛けられた言葉で印象に残るようなことはあったの?
周東選手: 稲葉監督から「思い切っていけと。出しているのはこっちだから、失敗を恐れていたら、いいプレーが出来ないからしっかり、あの場を楽しんでいけ!」と言って頂いたので。
馬原氏:自分自身も抑えという立場で1点差から3点差の中の緊迫した場面で行くことが多かったのですが、実際に緊迫した場面でどうゆう気持ちで出ていくのかな?
周東選手: 緊迫した場面であっても全部整理して、情報も頭に入れて行くようにしてます。
不安を残していたら、それこそアウトになっちゃうと思うので。
不安は一切残さないようにしています。

馬原氏: 今の起用の状況を見ると、複数のポジションをどこで出されるか分からない中で、
本当はどのポジションでレギュラーを掴みたいと思っていますか?
周東選手:やっぱり、去年からずっとセカンドをやりたいと思っていましたし、
そこで争っていきたいなと思っていたんですけど。
練習試合で数試合、ショートに出てすごく難しいなと自分の中でも感じた部分もありました。けどその分、ショートにも挑戦してみたいなと思いましたね。
馬原氏:どのポジションであれ、チャンスがあれば出ていきたいという気持ちは持ちつつ、セカンドのポジションでレギュラーを取っていこうということだね。
盗塁は周東選手の持ち味だと思うけど、今シーズンの盗塁数の目標は?
結構な数は期待できるんじゃないかな?
周東選手:1年間しっかり試合に出ていたらになりますが、50は目指したいですね。
まずは50目指して盗塁したいなというのがあります。
その先に本多コーチの60盗塁を抜いていくことを考えているので。
馬原氏:足の速さでいくと、全然いけるんじゃないかな。
勝手に期待はしてしまうんだけど、1年間を通してやっぱり結果を残していくということは、身体のメンテナンスというのがすごい重要になってくると思うし、
これだけ日程が詰まってきて、シーズンを6連戦、6連戦という形で、
しかも同じチームとやる訳だから、身体のケアもトレーニングもそうだし、
自分の中での確率っていうのが絶対にテーマにはなってくると思います。

馬原氏:ベストコンディションでパフォーマンスをする上で自分が求めるトレーナー像はどういう存在であって欲しいと思いますか?
周東選手:そうですね。僕はすごい自分の思っていることを楽に言える相手であって欲しいですね。
何かチームで試合が動いていたら、どうしても外されたくない。そういう気持ちもあるので、なかなか自分の思っている事を全部が全部、言えるわけじゃないと思っています。
そこをしっかり分かってくれるじゃないですけど、しっかり言える存在が僕は嬉しいです。
馬原氏:俺もトレーナーを育成するという立場になって、トレーナーに伝えたりする時にその選手の気持ちというのを汲んで、選手が何も言わずとも表情で分かるようになっていくことが大切だと思っています。
あんまりね、トレーナーがネガティブな感じで行くと選手まで暗くなるから。
選手が暗い時でも明るくというか、ポジティブに接するのが一番大事という事はよく言うんです。
馬原氏:今までの野球人生で悔しかったことは何かありますか?
周東選手:そうですね、育成で入った事かなと思います。
育成で指名だったので、最初は嬉しかったですけど、「やっぱり育成か・・。」っていう思いがどこかにありました。
でもそれがモチベーションに繋がってる部分でもあり、絶対に負けないように頑張っ
てやっていきました。
馬原氏:ホークスは特に育成と言ったら誰か出てくるんじゃないかっていうようなチームになってきているので、逆に期待されるような立場だとは思いますけどね。
周東選手:若手がなかなかって言われていますので、その中では去年1年間やらせて頂いたので、僕らもどんどん行かないといけないなと思いながらやっています。
馬原氏:そのために何か今の自分に足りないことがあるとしたら何がありますか?
何か、課題にしていること。
周東選手:今は技術面がまだまだ全然足りないなと思いますし、打撃に関しても、守備に関しても、そこは思います。一番はどう頭を使って野球をするかというモノが一番まだまだと思います。
馬原氏: アマチュア時代も含め、目標設定の仕方、目標に到達するまでの過程も含め、どのように考えて設定されていましたか?
周東選手:大きい目標を一つ軸に立てて、そこから細かいものをどんどんクリアしていき、後に大きい目標に到達していくようにしています。
小さい目標が達成したら次はこれをする、次はこれをやる。やるべきことを逆算して、
大きい目標にいくまでを、細かく設定し目標に到達させるようにしています。

馬原氏:最後に、周東選手もプロ野球選手になるという夢を叶えましたが、
この目標を実現させたように、今からその医療の道へ進もうとしている学生たちに
夢を叶える為に大切な事は何かありますか?
周東選手:そうですね。夢を叶えるまでに人に流されてしまったり、左右されてしまうところもとてもあると思います。
夢を明確にして「ブレない」ということが一番大事だと思います!
福岡SoftBank HAWKS 周東佑京選手 × 馬原孝浩 氏 スペシャルインタビュー【前編】
をお伝えしました。引き続き後編もお楽しみください。
[PROFILE]
周東佑京(しゅうとう・うきょう)
1996年2月10日生まれ、群馬県出身。
179cm 66kg。
東農大北海道オホーツクから福岡ソフトバンクホークスに育成選手として入団。
一塁到達タイムは3秒8を計測。守備では内外野両方守れるオールラウンダー。
足が速いことから『侍フェラーリ』の異名を持つ。
趣味:お気に入りの曲を聴きながら夜の散歩
功績:
・プレミア12初優勝
・第2回WBSC U-23ワールドカップの日本代表に選出。
初戦の対南アフリカ戦で公式戦初本塁打を記録
東京五輪で金メダルを目指す侍ジャパン入りを目指す。

[PROFILE]
馬原孝浩(まはら・たかひろ)
1981年12月8日生まれ、熊本県出身。
2003年福岡ダイエーホークスに入団し、ストッパーとして活躍し最多セーブのタイトル獲得。引退後は柔道整復師・はり師・きゅう師の国家資格を目指し専門学校へ通い2019年3つの国家資格を取得する。
現在は現役時代の経験と培った整体の知識を元に独自開発した馬原式メソッドで本物のトレーナー育成をするMAHARAトレーナーアカデミーの代表を務める。

周東佑京(しゅうとう・うきょう)
1996年2月10日生まれ、群馬県出身。
179cm 66kg。
東農大北海道オホーツクから福岡ソフトバンクホークスに育成選手として入団。
一塁到達タイムは3秒8を計測。守備では内外野両方守れるオールラウンダー。
足が速いことから『侍フェラーリ』の異名を持つ。
趣味:お気に入りの曲を聴きながら夜の散歩
功績:
・プレミア12初優勝
・第2回WBSC U-23ワールドカップの日本代表に選出。
初戦の対南アフリカ戦で公式戦初本塁打を記録
東京五輪で金メダルを目指す侍ジャパン入りを目指す。

[PROFILE]
馬原孝浩(まはら・たかひろ)
1981年12月8日生まれ、熊本県出身。
2003年福岡ダイエーホークスに入団し、ストッパーとして活躍し最多セーブのタイトル獲得。引退後は柔道整復師・はり師・きゅう師の国家資格を目指し専門学校へ通い2019年3つの国家資格を取得する。
現在は現役時代の経験と培った整体の知識を元に独自開発した馬原式メソッドで本物のトレーナー育成をするMAHARAトレーナーアカデミーの代表を務める。

迷いを持たせない走りを支えた、監督の言葉
- 迷いを持たせない異次元の”俊足”の舞台裏には監督の一言があった

馬原氏:そこで、何か監督から掛けられた言葉で印象に残るようなことはあったの?
周東選手: 稲葉監督から「思い切っていけと。出しているのはこっちだから、失敗を恐れていたら、いいプレーが出来ないからしっかり、あの場を楽しんでいけ!」と言って頂いたので。
馬原氏:自分自身も抑えという立場で1点差から3点差の中の緊迫した場面で行くことが多かったのですが、実際に緊迫した場面でどうゆう気持ちで出ていくのかな?
周東選手: 緊迫した場面であっても全部整理して、情報も頭に入れて行くようにしてます。
不安を残していたら、それこそアウトになっちゃうと思うので。
不安は一切残さないようにしています。
1番の応援者は自分自身である。
- 目の前のチャンスをつかみ取るには、叶えたいという願望・欲をもつこと

馬原氏: 今の起用の状況を見ると、複数のポジションをどこで出されるか分からない中で、
本当はどのポジションでレギュラーを掴みたいと思っていますか?
周東選手:やっぱり、去年からずっとセカンドをやりたいと思っていましたし、
そこで争っていきたいなと思っていたんですけど。
練習試合で数試合、ショートに出てすごく難しいなと自分の中でも感じた部分もありました。けどその分、ショートにも挑戦してみたいなと思いましたね。
馬原氏:どのポジションであれ、チャンスがあれば出ていきたいという気持ちは持ちつつ、セカンドのポジションでレギュラーを取っていこうということだね。
盗塁は周東選手の持ち味だと思うけど、今シーズンの盗塁数の目標は?
結構な数は期待できるんじゃないかな?
周東選手:1年間しっかり試合に出ていたらになりますが、50は目指したいですね。
まずは50目指して盗塁したいなというのがあります。
その先に本多コーチの60盗塁を抜いていくことを考えているので。
馬原氏:足の速さでいくと、全然いけるんじゃないかな。
勝手に期待はしてしまうんだけど、1年間を通してやっぱり結果を残していくということは、身体のメンテナンスというのがすごい重要になってくると思うし、
これだけ日程が詰まってきて、シーズンを6連戦、6連戦という形で、
しかも同じチームとやる訳だから、身体のケアもトレーニングもそうだし、
自分の中での確率っていうのが絶対にテーマにはなってくると思います。
トレーナーとは自分の心も身体も”素”を見せれる存在。
- プロアスリートともなると、ベストパフォーマンスを発揮するために身体のメンテナンスは欠かせない。彼らに勝利をもたらせる舞台裏の”黒衣(くろこ)”の存在、スポーツトレーナー。

馬原氏:ベストコンディションでパフォーマンスをする上で自分が求めるトレーナー像はどういう存在であって欲しいと思いますか?
周東選手:そうですね。僕はすごい自分の思っていることを楽に言える相手であって欲しいですね。
何かチームで試合が動いていたら、どうしても外されたくない。そういう気持ちもあるので、なかなか自分の思っている事を全部が全部、言えるわけじゃないと思っています。
そこをしっかり分かってくれるじゃないですけど、しっかり言える存在が僕は嬉しいです。
馬原氏:俺もトレーナーを育成するという立場になって、トレーナーに伝えたりする時にその選手の気持ちというのを汲んで、選手が何も言わずとも表情で分かるようになっていくことが大切だと思っています。
あんまりね、トレーナーがネガティブな感じで行くと選手まで暗くなるから。
選手が暗い時でも明るくというか、ポジティブに接するのが一番大事という事はよく言うんです。
現状に満足せず、負けず嫌いであることが自分を成長させる
- 長く続くつらい練習。なぜアスリートはやる気を持続できるのか?失われないモチベーションの源とはなにか?

馬原氏:今までの野球人生で悔しかったことは何かありますか?
周東選手:そうですね、育成で入った事かなと思います。
育成で指名だったので、最初は嬉しかったですけど、「やっぱり育成か・・。」っていう思いがどこかにありました。
でもそれがモチベーションに繋がってる部分でもあり、絶対に負けないように頑張っ
てやっていきました。
馬原氏:ホークスは特に育成と言ったら誰か出てくるんじゃないかっていうようなチームになってきているので、逆に期待されるような立場だとは思いますけどね。
周東選手:若手がなかなかって言われていますので、その中では去年1年間やらせて頂いたので、僕らもどんどん行かないといけないなと思いながらやっています。
馬原氏:そのために何か今の自分に足りないことがあるとしたら何がありますか?
何か、課題にしていること。
周東選手:今は技術面がまだまだ全然足りないなと思いますし、打撃に関しても、守備に関しても、そこは思います。一番はどう頭を使って野球をするかというモノが一番まだまだと思います。
目標設定は「目標との距離×逆算でスケジュールを決める」
-目標と自分がどれくらい離れているのか。目標から逆算することによってプロセスが生まれる

馬原氏: アマチュア時代も含め、目標設定の仕方、目標に到達するまでの過程も含め、どのように考えて設定されていましたか?
周東選手:大きい目標を一つ軸に立てて、そこから細かいものをどんどんクリアしていき、後に大きい目標に到達していくようにしています。
小さい目標が達成したら次はこれをする、次はこれをやる。やるべきことを逆算して、
大きい目標にいくまでを、細かく設定し目標に到達させるようにしています。
-人の言葉を気にしない。ブレないことが夢を叶える

馬原氏:最後に、周東選手もプロ野球選手になるという夢を叶えましたが、
この目標を実現させたように、今からその医療の道へ進もうとしている学生たちに
夢を叶える為に大切な事は何かありますか?
周東選手:そうですね。夢を叶えるまでに人に流されてしまったり、左右されてしまうところもとてもあると思います。
夢を明確にして「ブレない」ということが一番大事だと思います!