「あん摩マッサージ指圧師」とは?(前篇) お仕事内容を知ろう!

「あん摩マッサージ指圧師」とは?(前篇) お仕事内容を知ろう!

どんな資格?



あん摩マッサージ指圧師は、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」で定められた国家資格です。

これを仕事として行うためには、国家試験に合格した上で、免許を取得しなければなりません。

国家試験を受けるためには、専門の教育を行っている養成機関、もしくは大学できちんと学ぶ必要があります。

あん摩マッサージ指圧師の教育を行っている施設はまだ多くはありませんが、3年もしくは4年の間に、基礎分野をはじめ、医療概論や生理学・解剖学、東洋医学の理論、関連する法規、そして実技などを学ぶことができます。


それぞれの特徴



「あん摩」「マッサージ」「指圧」は、いずれも人の体に触れながら、患者の症状に応じた治療を行うものですが、それぞれに特徴があります。

「あん摩」は中国が発祥の東洋医学。もむ・なでる・叩くなどの手技を通して気血の流れを整えることで心身の状態を良くします。心臓から、体の末端に向けて流していく“遠心性”と呼ばれる手法をとっています。

「マッサージ」はヨーロッパで生まれ、明治時代に日本に入ってきた治療法。皮膚を直接もんだり、こすったりする手技を中心に血液やリンパの流れを良くします。あん摩とは逆に、手足の指など体の末端から体幹・心臓に向けて施術を行う“求心性”のものです。

「指圧」は日本で生まれた治療法で、ツボを押すことを通して人間の自然治癒力を引き出します。あん摩や柔道整復などの古くからの治療法に加え、明治以降に日本に入ってきたカイロプラクティックなども取り入れた、日本独自の手技療法です。あん摩と同じく“遠心性”の手技を行います。

大まかに説明するとこのような違いがあります。具体的な歴史的背景については、後編で紹介します。


お仕事の場所は?



国家試験に合格し、免許を取得した人の働く場として、主なものは治療院での勤務です。もちろん免許があれば自分で開業もできます。他にも以下のような活躍の場が挙げられます。

「スポーツトレーナー」
アスレティックトレーナーとも呼ばれます。アスリートなど体を激しく使う人に対し、疲労やケガからの回復サポート、トレーニング指導などを行います。

「病院」
医療機関に勤務し、医師と連携して、訪問看護やリハビリなどの現場で、あん摩マッサージ指圧師のノウハウを生かすことができます。

「介護施設」
介護施設で、ケアマネージャーや機能訓練指導員として働く人もいます。身体の機能に問題を抱えている高齢者を支え、症状を改善したり、悪化を防いだりしていきます。

ここで挙げたもの以外にも活躍できる場はあり、あん摩マッサージ指圧師とは別の資格をあわせて取得することで、さらに仕事の範囲を広げている人も多くいます。養成機関でも、あん摩マッサージ指圧師と、はり師、きゅう師の3つの資格取得を目指すところがあります。
また、治療だけでなく、養成機関などで自らの経験・ノウハウを伝え後進の指導にあたる、という選択肢も考えられます。

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